イヴェント情報

1894Visions ルドン、ロートレック展@三菱記念一号館美術館(10月24日〜2021年1月17日)2020/10/31

開館10周年の最後を飾る本展覧会は、丸の内初のオフィスビルとして三菱一号館が竣工した年、「1894年」を軸に、当館のコレクションの中核をなす画家である、ルドンとトゥールーズ=ロートレックの時代に焦点を当てます。
1894年はルドンが色彩の作品を初めて発表した年であり、ロートレック、ルドン、ゴーギャンが参加した『レスタンプ・オリジナル』の刊行年(1893-95)とも重なります。一方、同時代の日本では、フランスへ留学し、ルドンと同じ師のもとで学んだ山本芳翠が、代表作《浦島》を制作した時代でもありました。日本の洋画家と欧州の美術史の関係にも着目します。
本展は岐阜県美術館との共同企画であり、同館が誇る世界有数のルドン・コレクションから貴重な木炭とパステル画、ゴーギャンの多色刷りの木版画を中心とした作品群、山本芳翠をはじめとする明治洋画の旗手たちの作品を出品します。国内外あわせて140点を超える作品で構成します。(前後期展示替えあり)(公式サイトより)

詳しくは公式サイトをどうぞ。
https://mimt.jp/visions/

11月2日開催!著者と読む教養研究センター選書 第1回 理性という狂気―― G・バタイユから現代世界の倫理へ 石川学2020/10/31

「教養研究センター選書」とは:教養研究センター所員が独創的な論考を平易なスタイルで紹介する、個性ある魅力的なシリーズです。諸国の文学、言語、哲学、芸術表現、社会学など、様々な学部に所属する所員の多様な関心を反映して、多彩なテーマで刊行されています。
★教養研究センター選書一覧

「著者と読む教養研究センター選書」とは:このたび教養研究センターは「教養研究センター選書」をより広く知ってもらうことを目的として、「著者と読む教養研究センター選書」という企画を始めます。第1回は、今年刊行されたばかりの『理性という狂気 ―― G・バタイユから現代世界の倫理へ』(慶應義塾大学出版会)をめぐって開催されます。著者である石川学氏、石川氏と同じくフランス思想を専門とする渡名喜庸哲氏および荒金直人氏が登壇し、各自からのコメント、3人によるディスカッション、および参加者との質疑応答を行う予定です。

『理性という狂気 ―― G・バタイユから現代世界の倫理へ』:ジョルジュ・バタイユというもはや古典的とも言える思想家の生涯と思想を丁寧に読み解いたすぐれた研究で、ともすればバタイユをエキセントリックだと決めつけがちな読者の目から鱗を取ってくれるような論考です。文章は端正かつ明晰で、難解なバタイユの思想を解説する筆致は繊細です。人間の理性に対するバタイユの批判を今日的かつ未来をも志向する文脈に置いて論じた、古典を読むことの意味を実践的に示した著作でもあります。本書を世界中が閉塞感に覆われた現在の状況下で読み込むことは、私たちにとって貴重な経験となり、かつ、本書の意義にかなう行為ともなるでしょう。

■参加形式 ★要事前申込み★
①対面参加(40名まで)
@日吉キャンパス来往舎1階シンポジウムスペース
対象:塾生・慶應義塾 教職員

②オンライン参加(Zoom)
対象:どなたでも可

■申込み
https://bit.ly/33ghhg4
※対面でもオンラインでも事前申込みをお願いします。

日時:2020年11月2日(月)16:30~18:00
会場:①対面参加:日吉キャンパス来往舎1階シンポジウムスペース(40名まで)対象:塾生・慶應義塾 教職員 ②オンライン参加(Zoom)対象:どなたでも可
講師:<登壇者>
石川 学(慶應義塾大学商学部 専任講師)

渡名喜 庸哲(立教大学文学部 准教授、慶應義塾大学商学部 非常勤講師)


教養研究センター公式サイト:
http://lib-arts.hc.keio.ac.jp/event/787


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